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「◯◯ 専門学校 県名」で出てこないとき、代わりに何があるか|佐賀と石川の実例

心理学、美術、画家、法学、デザイナー系など、学科名と県名で専門学校を検索しても該当校が出てこない人へ。佐賀県と石川県で5つの検索を実際にたどり、専門学校がそのまま答えになるケースと、大学や近い学科に切り替えるケースを実名の学校で整理しました。

#専門学校#学科選び#佐賀#石川

「心理学 専門学校 佐賀」と検索して、何も出てこなかった。検索語を変えても、出てくるのは県外の学校か、まったく関係のない学科ばかり。

自分の探し方が悪いのかと思い始めた頃だと思います。

探し方の問題ではありません。専門学校は学科系統ごとに、都道府県への分布そのものが大きく偏っています。

美容、調理、医療福祉、情報ビジネス系はほぼどの都道府県にもありますが、心理学、法学、絵画のような分野は都市部の大学や大手校に集まります。

地方でこれらを検索して空振りするのは、構造上そうなっているからです。

では、実際に何があるのか。佐賀県と石川県を例に、5つの検索クエリを実際にたどってみます。

まず結果から

検索クエリ専門学校での該当現実的な選択肢
心理学 専門学校 佐賀該当なし西九州大学(子ども学部 心理カウンセリング学科)
美術 専門学校 佐賀純粋な美術科はなし佐賀コンピュータ専門学校(デザインコース)
画家 専門学校 石川絵画系の専門学校はなし美大受験予備校を経て美術大学へ
法学 専門学校 石川法律学科はなし大原ビジネス公務員専門学校金沢校(公務員コース)
エディトリアルデザイナー 専門学校 石川近い学科あり北陸デザイナー専門学校(広告デザイン科)

5つのうち、専門学校がそのまま答えになるのは1つだけです。残りは進路の枠組みごと変える話になります。

佐賀県で「心理学」を探すとどうなるか

佐賀県内で公認心理師の受験資格が取得できる教育機関は、専門学校ではなく大学が1校のみです。

西九州大学の子ども学部心理カウンセリング学科がそれにあたり、公認心理師国家試験受験資格に加えて、認定心理士や社会福祉主事任用資格などが取得できます。

絵画療法や箱庭療法といった表現療法の学びも含まれ、就職率は97.3%と公表されています。

専門学校の側に目を移すと、心理学を単独の学科として掲げる学校は見当たりません。

近いところでは、保育士や介護福祉士を養成する専門学校のカリキュラムに、子どもの発達心理や福祉心理に関する科目が含まれている場合があります。

ただしこれは学科の一部にとどまり、本格的に心理学を学べるわけではありません。

心理カウンセラーや公認心理師をはっきり目指すなら、県内では大学進学が現実的な線になります。

佐賀県で「美術」を探すとどうなるか

佐賀県内で美術系のデザインを学べる専門学校としては、佐賀コンピュータ専門学校のデザインコースがあります。

正式にはコンピュータグラフィックス・デザインコースといい、CG制作やDTP、Web制作を軸に学びます。

想定されている職業はCG、DTP、Webのオペレーターやクリエイターで、広告、キャラクター、映像、インテリアなど幅広い業界への就職を視野に入れた内容です。

つまり同じ「美術」でも、絵筆を握って作品制作を極める古典的な美術科ではなく、コンピュータを使ったグラフィックデザインに近い学びです。

イラストレーターやグラフィックデザイナーを目指す進路としては、十分に現実的です。

ただ、油絵や日本画そのものを志望しているなら、県外の美術系専門学校や美術大学まで視野を広げることになります。

石川県で「画家」「美術」を探すとどうなるか

石川県内には金沢美術工芸大学があり、美術系の進学先としては県内屈指の存在です。

ただしそこを目指すルートの主流は専門学校ではなく、美大受験予備校で油絵や日本画、彫刻などの基礎を固めてから美術大学へ進む流れになります。

実際、金沢市内には美大受験に特化した予備校が複数あり、「画家」を志す人の主な選択肢はこちらです。

専門学校の枠組みで美術に近い学びをするなら、北陸デザイナー専門学校の広告デザイン科が候補になります。

IllustratorやPhotoshopを使い、新聞、雑誌、パンフレット、カタログ、パッケージといった広告メディアのデザインを学ぶ学科です。

卒業後はグラフィックデザイナーやイラストレーター、CGデザイナー、Webデザイナーを目指す学生が多くなっています。

絵画そのものを追求する学科ではありません。ただ「絵を描く技術を仕事にしたい」という目的なら、道はつながっています。

石川県で「法学」を探すとどうなるか

石川県内に、法律学科を掲げる専門学校はありません。本格的に法学を学ぶなら、県内では大学の法学部が基本のルートになります。

専門学校で法律にいちばん近いのは、大原ビジネス公務員専門学校金沢校の公務員系コースです。

裁判所、検察庁、税務署の職員を目指すコースや、財務専門官、国税専門官を目指すコースがあり、法律の知識を実務レベルで扱う点は共通しています。

とはいえこれらは法学科ではなく公務員試験対策のプログラムで、体系的に法学を学ぶ場ではありません。

行政書士や司法書士など法律系資格の取得が目標なら、専門学校の代わりに資格スクールや通信講座を選ぶ人も多い分野です。

石川県で「エディトリアルデザイナー」を探すとどうなるか

雑誌やパンフレットの誌面をデザインするエディトリアルデザイナーを目指す場合、石川県内では北陸デザイナー専門学校の広告デザイン科が該当します。

新聞、雑誌、パンフレット、カタログといった紙媒体のデザインを2年かけて学ぶ内容は、エディトリアルデザインの実務にかなり近いところにあります。

DTP検定などの資格取得を通じて印刷の知識も身につくため、5つのキーワードの中では最も専門学校の選択肢がはっきりしている分野です。

地元に該当校がない分野を志望するときの3つの道

心理学や法学のように、地元に専門学校の選択肢がほとんどない分野では、進路の考え方が3つに分かれます。

1. 大学、短大に切り替える

心理学や法学は、そもそも専門学校より大学のほうが選択肢が豊富な分野です。

心理学科がある大学や法律学科がある大学から、候補を広げられます。

2. 他都道府県の専門学校も範囲に入れる

同じ学科系統でも、隣県や大都市圏まで広げると該当校が見つかることが多くなります。

専門学校の一覧から都道府県を変えて絞り込み直すと、比べやすくなります。

3. 資格スクールや通信講座を軸にする

行政書士や公認心理師のように、学校ではなく資格試験を中心にキャリアを組む道もあります。

公認心理師のなり方や地方公務員のなり方で、学校以外のルートも含めて整理しています。

まとめ

  • 空振りの理由:学科系統ごとに、専門学校の都道府県分布が大きく偏っている
  • 佐賀の心理学:本格的に学べるのは西九州大学。専門学校には該当なし
  • 佐賀の美術:佐賀コンピュータ専門学校のデザインコース。古典的な美術科ではない
  • 石川の画家・法学:それぞれ美大受験予備校→美術大学、大学の法学部が主ルート
  • 唯一そのまま該当:エディトリアルデザイナーは北陸デザイナー専門学校の広告デザイン科

次にやること — 検索語から地域名を外して、学科系統だけでもう一度探してみてください。そこで出てきた学校の所在地を見れば、その分野が「地方にないだけ」なのか「そもそも専門学校にない」のかが分かります。この2つは対処法がまったく違います。

学校選びで見るべき項目そのものに迷っているなら、専門学校選びのチェックリストもあります。

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