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専門学校の選び方|2,868校を集計したら、就職率では差がつかなかった

資料請求したパンフレットがどれも「就職率98%」で、選べなくなっている人へ。Eduriaに登録する専門学校2,868校のうち、公式サイトや募集要項で就職率を確認できたのは10校に3校。確認できた学校の86%が98%以上でした。数字で差がつかないなら何を見るか。就職先の公開・学費の幅・専門士の要件から整理しました。

#専門学校#選び方#就職率#学費

資料請求した専門学校のパンフレットが何冊か溜まって、どれも同じことが書いてある。

就職率98%。アットホームな雰囲気。最新の設備。

差が見えないまま、雰囲気のいい1校に気持ちが傾きかけている。

そこで手が止まっている人も多いと思います。

パンフレットの数字で差がつかないのは、気のせいではありません。

Eduriaに登録している専門学校2,868校を集計すると、差がつかない理由がそのまま数字に出てきます。

この記事では、その集計結果と、数字で差がつかないなら代わりに何を見るかを整理しました。

就職率は、確認できない学校のほうが多い

まず、就職率という数字がどれだけ揃っているか。

2,868校のうち、公式サイトや募集要項で就職率を確認できたのは837校。10校のうち3校です。

専門学校2,868校のうち、公式サイト・募集要項で各データを確認できた学校の割合

就職率・学費・就職先の企業名。どれも、確認できた学校は少数派です。

単位:%

就職率

年間学費(初年度)

就職先の企業名

※Eduriaに登録があり公開されている専門学校2,868校のうち、公式サイト・募集要項から値を確認できた学校の数。就職率837校・年間学費(初年度)637校・就職先の企業名308校(2026年9月時点)。Eduriaが見つけられなかった学校も含むので、「載せていない学校」そのものの数ではありません。

確認できないから悪い学校だ、とは言えません。

学校がどこかに載せていて、Eduriaが見つけられていないだけの場合もあります。

ただ、数字が手元に無い学校とは、そもそも数字で比べようがありません。

パンフレットに「就職率98%」とあるのは、確認できた3割の側の話です。

確認できた学校を並べると、86%が98%以上

では、確認できた837校の数字はどう散らばっているか。

就職率を確認できた専門学校837校の分布

7割が100%。98%以上まで広げると、86%の学校が入ります。

単位:校

100%

98〜99.9%

95〜97.9%

90〜94.9%

90%未満

※Eduriaに登録があり公開されている専門学校のうち、公式サイト・募集要項で就職率を確認できた837校(2026年9月時点)。各校の自己申告値で、分母(卒業者全員か就職希望者か)や集計年度は学校ごとに違います。

100%が597校。98%以上まで広げると720校、全体の86%です。

90%を切る学校は13校しかありません。

就職率で学校の差は見えない。見えるのは、数字が手元にあるかどうかの差だけ。

同じ「98%」でも、分母が卒業者全員か就職希望者かで中身が変わります。

就職をあきらめた人は、就職希望者の分母には入りません。

この数字の作られ方は専門学校の就職率98%、大学76%。この差は何を意味するのかで分けて書いています。

差が出るのは、就職先の名前が確認できるかどうか

就職率で差がつかないなら、何で差がつくか。就職先の企業名です。

公式サイトで就職先の企業名を確認できた専門学校は308校。9校に1校です。

確認できた学校の企業数は、中央値で17社。100社を超える学校もあります。

企業名が並んでいると、2つのことが分かります。

1つは、その学校の卒業生が自分の希望する職種に就いているかどうか。

「就職率100%」だけでは、事務職なのか現場職なのかが分かりません。

もう1つは、学校が実績を隠す必要がないと考えているということ。名前を出せる就職先を持っている学校だと言えます。

確認できた企業名は、Eduriaの各校ページにそのまま一覧で載せています。

候補校の名前で専門学校一覧から開けます。

学費は、年間85万〜128万円に半分が収まる

初年度の年間学費を確認できた637校を並べると、中央値は107万円。

真ん中の半分が85万〜128万円に入ります。分野や地域で幅は出ますが、極端に安い・高いは少数です。

パンフレットで比べるときにずれが出るのは、入学金と授業料しか並べていないときです。実際にはこの範囲まで足す形になります。

  • 施設設備費・実習費・教材費
  • 制服・道具代(調理・美容・ファッション系は高額になりやすい)
  • 検定・資格の受験料

初年度納入金の内訳を載せている学校は、Eduriaの各校ページで項目ごとに見られます。

年間100万円以下に絞って探すなら、学費100万円以下の専門学校で一覧にできます。

「専門士」が付く課程かどうか

パンフレットの最後のほうに「専門士」という言葉があるかどうか。ここは進路を変えたくなったときに効いてきます。

専門士は、専修学校の専門課程のうち、次の要件を満たす課程を修了した人に付く称号です。

  • 修業年限が2年以上
  • 総授業時数が1,700単位時間以上
  • 試験などで成績評価を行い、それに基づいて修了を認定している

要件は文部科学省の専門士・高度専門士の称号とはに載っています。

専門士が付くと、大学への編入学の資格が残ります。専門学校を選んでも、大学の道は閉じません。

見落としやすいのは、専門学校という名前でも専門士の対象にならない課程があることです。

中学卒業を入学資格にする高等専修学校は、専門課程ではないので専門士は付きません。1年制の課程も対象外です。

どの課程が認定されているかは、文部科学省が専門士・高度専門士の称号が付与できると認定された課程等として公表しています。

数字に出ないところは、見に行くしかない

ここまでの4つは、資料とデータで分かります。残りは学校に行かないと分かりません。

実習の割合

専門学校は実習中心のはずですが、学校によっては座学が多いこともあります。時間割を見せてもらうか、オープンキャンパスで実際の授業を見ると分かります。

設備の台数

機材が揃っているかより、学生の人数に対して台数が足りているか。見学で台数まで見ておくと、実習で自分が触れる時間の見当がつきます。

卒業後の相談

求人票を出すだけか、面接練習や履歴書の添削まであるか。卒業してから転職相談に戻れる学校は、卒業生とのつながりが切れていないということでもあります。

まとめ

  • 就職率:確認できた学校は10校に3校。そのうち86%が98%以上で、この数字では差が見えない
  • 就職先の企業名:確認できた学校は9校に1校。ここで希望職種に合うかが分かる
  • 学費:初年度の年間学費は中央値107万円。半分が85万〜128万円に入る
  • 専門士:2年以上・1,700単位時間以上の課程に付く。高等専修学校と1年制は対象外
  • 実習・設備・卒業後:資料には出ない。見に行くしかない

次にやること — 候補校のパンフレットを開いて、就職先の企業名が書いてあるページを探してみてください。無ければ、オープンキャンパスで「去年の卒業生はどこに就職しましたか」と聞いてみる。その答え方で、その学校が実績をどう扱っているかが分かります。

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なりたい職業や取りたい資格が決まっているなら、そこから逆算して絞り込むほうが早く進みます。

Eduriaでは専門学校一覧から各校の学費・就職先・特徴を比較できます。

専門学校と大学で迷っているなら専門学校と大学の違いを比較。学科名と県名で検索しても出てこないときは「◯◯ 専門学校 県名」で出てこないとき、代わりに何があるかが参考になります。

※本記事にはプロモーションが含まれます

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