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社労士試験の自己採点のあと|合格基準点・救済(補正)の見方と、もう一年やるかの決め方

社労士試験の自己採点で「選択式が1科目だけ基準点に届かない」状態になった人へ。合格基準点と救済(基準点補正)の仕組み、10月1日の合格発表までの宙ぶらりん期間の過ごし方、もう一年やるかどうかの判断材料を整理しました。

#社労士#社会保険労務士#資格#学び直し

社労士試験の自己採点をして、ここで止まっている人が多いと思います。「択一式は届いたのに、選択式の1科目だけ基準点に足りない」か、「総得点があと数点足りない」か。前者の場合、頼みの綱は「救済」と呼ばれる基準点の引き下げで、それが発表されるのは10月の合格発表当日。それまで約1か月半、合否が分からないまま過ごすことになります。

この宙ぶらりんの期間に何が起きるのか、救済はどのくらい期待していいものなのか、そして届かなかった場合にもう一年やるかどうか。順番に整理します。

合格基準点の仕組み

社労士試験の合否は、総得点だけでは決まりません。選択式・択一式それぞれの総得点と、科目ごとの基準点(いわゆる足切り)の両方を満たす基準になっています。

2025年度(第57回)の合格基準は次のとおりでした。

総得点科目別基準点
選択式22点以上各科目3点以上(労災・労一・社一は2点以上に補正)
択一式42点以上各科目4点以上(雇用保険は3点以上に補正)

「総得点は余裕で超えているのに、1科目の1点で不合格」が普通に起こる試験です。自己採点でこの状態になった人が検索するのが、次の「救済」です。

救済(基準点補正)はどのくらい期待できるか

救済とは、特定の科目が難しすぎた年に、その科目の基準点を引き下げる補正のことです。目安として、科目の基準点(選択式3点・択一式4点)以上を取れた受験者が全体の5割に満たない場合に、引き下げが検討されます。正式なルールと当年の補正結果は社会保険労務士試験オフィシャルサイトで公表されます。

過去の傾向として分かっていることは2つあります。

  • 選択式は、ほぼ毎年どこかの科目で補正が入っている。特に「労働に関する一般常識(労一)」「社会保険に関する一般常識(社一)」は補正の常連で、2025年度も労災・労一・社一の3科目が2点に引き下げられました
  • 択一式の補正はまれ。2025年度は雇用保険法で入りましたが、毎年あるものとは考えないほうが実態に近いです

つまり「選択式の労一が2点だった」ならまだ現実的な望みがあり、「択一式の1科目が3点だった」なら厳しめに見ておく、というのが過去の傾向からの読み方です。ただし補正はその年の受験者全体の出来で決まるので、予備校の救済予想も毎年当たったり外れたりします。発表まで確定しないものだと割り切るしかない、というのが正直なところです。

合格発表は10月1日

2026年度(第58回)試験の合格発表は10月1日(木)です。当日の午前9時30分頃にオフィシャルサイトに合格者の受験番号が掲載され、その時に基準点の補正(救済)の有無も公表されます。合格者には10月14日(水)に合格証書が簡易書留で届きます。

「もう一年」をやるかどうかの判断材料

救済待ちの期間、あるいは残念ながら届かなかったことが確定したあとに考えるのが「もう一年やるか」です。感情を抜きにすると、判断材料は自己採点の数字の中にあります。

択一式が40点台

択一式が30点台

選択式だけ落とした

時間が確保できなかった

社労士試験の標準的な勉強時間は800〜1,000時間と言われますが、一度受験まで走り切った人の2年目は、ゼロからのスタートとは条件が違います。積み上げた知識の維持と、落とした科目の補強に集中できるからです。

再挑戦するなら、始めるのは発表を待たずに

少し酷な話ですが、翌年の試験は2027年8月下旬。合格発表の10月1日から始めると、そこまで約10か月半です。一方、試験直後の9月から始めれば11か月半。救済待ちの1か月半は、翌年の受験者にとってはそのまま学習期間の差になります。

各予備校・通信講座の翌年度向けコースが開講するのもこの時期です。救済の可能性が薄い自己採点結果だった場合は、発表を待たずに再開する人が多いのはこのためです。

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まとめ

  • 合否は2軸:総得点と科目別基準点。1科目の1点で決まることがある試験
  • 救済:選択式はほぼ毎年どこかで補正。択一式の補正はまれ
  • 発表:2026年度は10月1日(木)朝9時30分頃、オフィシャルサイトに掲載
  • 再挑戦の目安:択一40点台なら上積み圏内。時間不足が原因なら生活側の見直しが先
  • 始める時期:発表を待つと翌年まで10か月半。試験直後スタートとの差は1か月半

次にやること — 自己採点の結果を科目別に書き出して、「落とした点が知識の穴なのか、時間切れなのか、運なのか」を科目ごとに1行でメモしてみてください。10月1日にどちらの結果が出ても、そのメモが次の計画の出発点になります。

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