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国際バカロレア(IB)認定校とは?PYP・MYP・DP・CPの違いと日本国内の認定校

学校説明会で「国際バカロレア(IB)認定校」と言われても、PYP・MYP・DP・CPの違いも、日本の大学に進めるのかも分からないままの保護者へ。4つのプログラムの中身と、「一条校」「非一条校」で進路の幅がどう変わるかを、日本国内265校のデータをもとに整理しました。

#国際バカロレア#IB#高校選び#海外進学

学校のパンフレットや説明会で「国際バカロレア(IB)認定校」という言葉を見かけることが増えました。

ただ、PYP・MYP・DP・CPというアルファベットが並ぶだけでは、それが我が子の進路に何をもたらすのかが分かりません。

調べ進めると「非一条校だと日本の高校卒業資格が得られない場合がある」といった話も出てきて、かえって不安になります。

引っかかるポイントは、実はそれほど多くありません。4つのプログラムの違いと、学校が一条校かどうか。この2つで大半が整理できます。

IBには4つのプログラムがある

「国際バカロレア」は1つのカリキュラムではなく、対象年齢ごとに4つのプログラムに分かれています。

PYP(初等教育プログラム)3歳〜12歳探究的な学びを通じて、教科の枠を超えた思考力・国際的な視野を育てる
MYP(中等教育プログラム)11歳〜16歳複数教科を統合的に学び、実社会の課題と結びつけて考える力を養う
DP(ディプロマプログラム)16歳〜19歳2年間のカリキュラムを履修し、最終試験の成績次第で国際的に認められる大学入学資格を取得できる
CP(キャリア関連プログラム)16歳〜19歳職業教育・キャリア形成に重点を置いたプログラム。DPの一部科目と職業関連学習を組み合わせる

このうち、大学入試との関わりが最も大きいのはDPです。

DPを取得すると、世界5,000校以上の大学・カレッジの入試で活用でき、大学によっては特定科目の履修免除や奨学金の対象になることもあります(出典: IB教育推進コンソーシアム)。

1つの学校がPYPからDPまで一貫して認定されている場合もあれば、DPのみを実施する学校もあります。

つまり**「IB認定校」という言葉だけでは、その学校で何が学べるかは決まりません**。

日本国内の認定校は265校

IB教育推進コンソーシアムによると、令和8年3月31日時点で日本国内のIB認定校は265校(プログラム認定の重複を含む延べ数)です。

学校の種類別に見ると、次のように分かれます。

プログラム別のIB認定校数(国内・候補校含む)

単位:校

PYP

MYP

DP

CP

※IB教育推進コンソーシアム調べ(令和8年3月31日時点)。1校が複数プログラムの認定を受けている場合があるため、単純合計は学校数と一致しない

学校の位置づけで見ると、日本の学校教育法第1条に基づく「一条校」が94校、それ以外の「非一条校」(インターナショナルスクール・各種学校等)が69校、国外の日本人学校が1校です。

DP認定校(79校)のうち約半数にあたる39校(一条校)は、授業を日本語で行う「日本語DP」を実施しています。

英語力に不安があるとIB自体をあきらめてしまいがちですが、日本語で学べるDPが約半数あるという数字は、そこの前提を変えてくれます。

「一条校」と「非一条校」で何が変わるか

IB認定校を検討するとき、いちばん効いてくるのが「一条校」か「非一条校」かという違いです。

一条校

文部科学省が認可した日本の正式な学校。日本の高校卒業資格を得られ、日本の大学入試(一般選抜・総合型選抜など)にも通常通り出願できる。国語などの日本語科目も履修する。

非一条校(インターナショナルスクール等)

外国のカリキュラムに基づく学校で、授業は英語など外国語中心。学校によっては日本の高校卒業資格を得られない場合があり、国内大学への進学を考える場合は個別の確認が必要。

「将来は国内の大学も選択肢に入れたい」という場合、一条校かどうかが進路の幅に直結します。

非一条校が候補にあるなら、卒業したときに日本の高校卒業資格に相当する扱いを受けられるか、国内大学の受験資格を満たせるか。

この2点への答え方は、学校に直接聞くのが早いところです。

IB認定校を選ぶときに気になるところ

DPを取得すると、必ず大学入試で有利になる?

DPスコアを出願資格・優遇に使えるかどうかは大学ごとに違います。国内では立教大学のように幅広く活用できる大学もあれば、独自の「IB入試」枠を設ける大学もあります。志望校が決まっているなら、募集要項のIB活用の有無・必要スコアが判断材料になります。

日本語DPと英語DPはどう違う?

どちらも同じディプロマ資格です。日本語DPは主要科目を日本語で学べるため英語力に自信がない生徒でも取り組みやすく、英語DPは科目のほとんどを英語で学ぶため、より高い英語力が前提になります。学校によって実施しているのがどちらか(または両方)は変わります。

PYP・MYPだけ実施している学校に通っても意味がある?

PYP・MYPは大学入学資格に直結しませんが、探究的な学び方や国際的な視野を育てる土台として位置づけられています。DPに進学しない場合でも、教科横断的な学び方は他の進路でも活きる力になります。

海外大学進学を見据えた高校選びの視点は海外大学への進学、中学生のうちから準備することは?、留学制度がある高校の見分け方は留学制度がある高校の選び方で扱っています。

まとめ

  • IBは4種類:PYP・MYP・DP・CP。大学入学資格に直結するのはDPだけ
  • 国内265校:一条校94校・非一条校69校・国外1校
  • 日本語DP:DP認定校79校のうち39校が日本語で学べる
  • 一条校かどうか:日本の高校卒業資格と国内大学への出願しやすさが変わる
  • 「IB認定校」は目印にならない:実施プログラムは学校ごとにばらばら

次にやること — 気になっている学校について、「実施しているのはどのプログラムか」「一条校か非一条校か」の2点を調べてみてください。IB認定校(PYP・MYP・DP・CP)は学校詳細ページにバッジで表示されるので、下のボタンからも確認できます。

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