小学生の英検は何級から?5級から順番に受けなくていい理由と級の決め方
同学年の子が3級を持っていると聞いて焦っている、でもうちの子は書く方が怪しい。そんな段階で受験級を決めかねている保護者向けに、各級のレベルの目安、級を決める材料、家庭学習で足りる範囲とそうでない範囲を整理しました。
小学生の英検について調べていると、「同じ学年の子がもう3級に受かった」という話が目に入ってきます。一方で自分の子はアルファベットを書くのもまだ怪しい。
5級から順番に積み上げるべきなのか、それとも上の級を狙っていいのか、そこで手が止まります。
先に前提を1つ。
英検の受験資格には年齢・職業・学歴の制限がなく、過去にどの級を受けたかにも関係なく希望の級を受験できます(英検FAQ)。
小学5年生がいきなり3級を受けても、5級を経由していないことを理由に断られることはありません。
つまり「5級から順番に」は決まりではなく、数ある選び方のひとつです。では何を材料に決めるのか。各級の目安から順に見ていきます。
申込は9月7日まで、一次試験は10月4日
2026年度第2回のスケジュールは次の通りです。
| 個人申込期間 | 2026年6月30日(火)〜9月7日(月)※コンビニ・Pay-easy支払は9月4日(金)締切 |
| 一次試験日 | 2026年10月4日(日) |
| 二次試験日(A日程) | 2026年11月8日(日) |
| 二次試験日(B日程) | 2026年11月15日(日) |
※日程は変更される場合があります。最新の日程は日本英語検定協会の試験日程ページに出ています。
夏休みのうちに級が決まっていれば、一次試験まで2ヶ月強を対策に充てられます。9月に入ってから級を決めると、残りは1ヶ月を切ります。
級選びは早いほど楽になる、というだけの話です。
各級のレベルの目安
英検が示している推奨目安は、学年ではなく学校の課程で表現されています。
| 級 | 推奨目安 | 測る技能 |
| 5級 | 中学初級程度 | 読む・聞く・話す(録音形式) |
| 4級 | 中学中級程度 | 読む・聞く・話す(録音形式) |
| 3級 | 中学卒業程度 | 読む・書く・聞く・話す(面接形式) |
| 準2級 | 高校中級程度 | 読む・書く・聞く・話す(面接形式) |
| 2級 | 高校卒業程度 | 読む・書く・聞く・話す(面接形式) |
出典: 日本英語検定協会「各級の目安」
小学生にとっての分かれ目は3級です。5級・4級のスピーキングは録音形式で、合否は一次試験の結果だけで決まります。
3級からは筆記に英作文が加わり、一次試験に合格すると別日に面接官との対面形式の二次試験があります。
「3級を受ける」という決定は、英作文と面接という2つの新しい課題を同時に引き受けることでもあります。
4級までとは対策の性質が変わる、と考えておくと計画が立てやすくなります。
受験級を決める材料
学年から機械的に決めるより、次の3つを見たほうが外れにくくなります。
学校や教室でどこまで進んでいるか
英語教室に通っている場合は、教室のカリキュラムがどの級を想定しているかを聞くのが最短です。小学校の外国語活動だけの場合は、5級の読解に必要な文法(be動詞・一般動詞の現在形)に触れているかどうかが目安になります。
アルファベットを書けるか
リスニングと会話は得意でも、書く方が追いついていない子は珍しくありません。5級・4級は選択式が中心ですが、3級以降は英作文があるため、書く練習が済んでいない段階で3級に挑むと一次試験で崩れます。
初対面の大人と話せるか
3級以上の二次試験は、面接官と一対一で受け答えをする形式です。英語力とは別に、知らない大人の前で声を出せるかどうかが結果を左右します。
いちばん早い判定は、過去問を1回分解かせてみることです。
日本英語検定協会が直近3回分の過去問を公式サイトで無料公開しています。
迷っている級の一次試験を時間を計って解かせて、半分ほど取れていれば対策の射程内にあります。
級を飛ばすかどうか
飛び級そのものにペナルティはありません。ただし3級を飛ばして準2級から受けると、英作文と面接を「高校中級程度」の語彙で同時にこなすことになります。書く練習と面接の練習をどこかで積む前提がないなら、3級を挟むほうが結果的に早いことが多いと思います。
家庭学習だけで進めるか、外部を使うか
5級・4級までは、市販の教材と過去問だけで合格まで持っていく家庭が多い級です。選択式が中心で、答え合わせに保護者の英語力もそれほど要りません。
3級から事情が変わります。英作文には「何を書けば正解か」の幅があり、答えを見ても自分の答案が何点なのか判断しづらい。
面接も、一人で練習するには相手役が要ります。この2つを家庭でどう埋めるかが、外部の指導を使うかどうかの分かれ目になります。
順序としては、まず3級の過去問で英作文以外の部分がどのくらい取れるかを見ます。
読解とリスニングで合格ラインに届いているなら、足りないのは英作文と面接だけなので、そこだけを短期で見てもらう使い方ができます。
読解から崩れているなら、級を下げるか、基礎から一緒に組み直してもらうほうが近道です。
学年ごとの学習計画の立て方は英検対策、独学・オンライン英会話・専門指導どれがいい?で整理しています。
小学生が使える英語サービスの比較
小学生が利用できる主なオンライン・教室サービスを、公表されている情報で並べました。
| サービス | 対象 | レッスン形式 |
| スタスタLIVE英検 | 小学生〜社会人 | オンラインの1対1。専属コーチが目標級・試験日から逆算して伴走 |
| Lepton | 小学生が中心(中学生・高校生も) | 教室に通う個別・自立学習型 |
| CampusTop | 小学生〜高校生 | オンラインのマンツーマン、1日25分 |
| Novakid | 4〜12歳 | オンラインのマンツーマン、25分 |
| サービス | 英検への対応 | 料金(公表分) |
| スタスタLIVE英検 | 5級〜1級の全級 | 記載なし(無料カウンセリングで案内) |
| Lepton | 準2級・2級 | 月額9,790円(税込)〜+教材費2,200円(税込)〜。入会金別、教室により異なる |
| CampusTop | 級の明示はないが英検向けの学習プランあり | 月額固定制(金額の記載なし) |
| Novakid | 言及なし | 1レッスン1,729円〜。ネイティブ講師は3,076円〜 |
※各社公式サイトの2026年7月時点の記載に基づきます。料金・対応内容は変更される場合があります。
英検の合格そのものが目標なら、対応級を明記しているサービスが候補になります。
まだ級を決める前の段階で英語に慣れさせたいなら、英検対策を掲げていないサービスのほうが子どもの負担は軽くなります。
目的が違うものを単価だけで比べても答えは出ません。
英検の級から逆算して対策したい場合
スタスタLIVE英検
目標級・試験日・現在の英語力から逆算してカリキュラムを組む、英検専門のオンライン1対1指導。小学生から社会人まで5級〜1級の全級に対応しています。
初回相談は無料
無料相談を申し込むCampusTop
小学生から通えるオンライン英語専門校。1日25分のマンツーマンレッスンに、専属の日本人コーチによる月1回の面談が付きます。英検合格に向けた学習プランの作成にも対応。
無料カウンセリングあり
無料カウンセリングを予約する教室に通わせたい・まず英語に慣れさせたい場合
Lepton
小学生のうちにTOEIC600点・英検2級レベルを目指す、個別・自立学習型の子ども英語教室。自分のペースで進める形式なので、決まった曜日に通いながら少しずつ進めたい家庭に向きます。
資料請求・無料体験レッスンあり
資料を請求するNovakid
4〜12歳向けのオンライン英会話。英語の教員資格を持つ講師と25分のマンツーマンで話す形式で、英検対策よりも先に英語を話すことに慣れさせたい段階の子どもに向いています。
お試しレッスンあり
無料体験レッスンを申し込むよくある質問
小学生でも英検を受けられますか?
受験資格に年齢・職業・学歴の制限はなく、級を飛ばして受けることもできます。ただし11歳未満の子どもが受験する場合は、保護者が受験規約と受験上の注意事項を確認したうえで受験の可否を判断するよう英検側が求めています。
小学生のうちに英検を取ると、中学受験や高校受験で有利になりますか?
私立中高については、英検を入試等で活用している学校を英検の資格・検定情報検索で調べられます。扱いは学校ごとに異なるので、志望校が対象に入っているかはここで分かります。高校受験・大学受験での制度の違いは英検は高校受験・大学受験で有利になる?で解説しています。
5級と4級は同じ日に2つ受けられますか?
連続する2つの級であれば、同じ試験日に受験する「ダブル受験」ができます(同じ級を同一試験日に2回申し込むことはできず、その場合は両方とも失格になります)。ただし小学生が2級分の対策を同時に進めるのは負担が大きいので、まず1つに絞るほうが現実的です。
S-CBTは小学生でも受けられますか?
S-CBTは3級以上が対象で、5級・4級には対応していません。またパソコンでの解答・録音形式のため、キーボード入力に慣れていない段階では従来型のほうが進めやすくなります。違いは英検、従来型とS-CBTどっちで受ける?で整理しています。
まとめ
- 受験資格:年齢・学歴の制限なし。5級から順に受ける決まりはない
- 級の目安:5級が中学初級、3級が中学卒業程度
- 3級が分かれ目:英作文と対面の二次試験が加わる
- 決め手は学年ではない:教室の進度・書く力・初対面の大人と話せるか
- 家庭学習の限界:3級からは英作文の添削と面接の相手役をどう確保するか
次にやること — 迷っている級の過去問を公式サイトから1回分ダウンロードして、時間を計って解かせてみてください。半分取れているかどうかで、受ける級はほぼ決まります。
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