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「情報Ⅰ」は大学入試でどう出る?情報系に強い学校・資格の選び方

自分の受験にはなかった「情報Ⅰ」が共通テストに加わり、しかも2年目の平均点が12点以上下がったと聞いて不安になっている保護者・受験生へ。何が出るのか、なぜ点が下がったのか、どこから手をつけるかを整理しました。

#情報Ⅰ#大学入試#基本情報技術者#IT資格

「情報」という科目が受験に加わったと聞いても、自分たちが受験生だったころには存在しなかった教科です。

どのくらい重いのか、何を見てやればいいのか、感覚がまるでつかめない。そういう保護者の方は多いと思います。

そこへ、2年目の平均点が12点以上下がったというニュースが重なりました。難化したのか、それとも1年目が特別だったのか。まずはそこから見ていきます。

「情報Ⅰ」は2022年度から高校で全員必履修になった科目で、2025年1月実施の大学入学共通テストから新教科として加わりました。

国立大学は国立大学協会の方針により、原則として情報を含む6教科8科目を受験生に課しています。それまでの5教科7科目から科目が1つ増えた形です。

公立大学は対応が分かれ、必須にしているのは半数弱、選択科目としての扱いが4割程度、課さない大学も一定数残っています。

2年目の平均点はなぜ下がったのか

共通テストの情報Ⅰは60分・100点満点、大問4題という構成が2025年度・2026年度とも維持されています。ただし中身は同じではありません。

1年目の令和7年度(2025年1月実施)の平均点は69.26点でしたが、2年目の令和8年度(2026年1月実施)は56.59点と、12点以上下がりました。

共通テスト「情報Ⅰ」平均点の推移

単位:点

出典:大学入試センター発表資料をもとに予備校各社が集計

Z会の分析によれば、これは単純な難化というより「標準化」に近い現象です。

得点率90%を超えるような「確実に取れる問題」が、1年目の11問から2年目はわずか2問に減った一方、記憶装置や情報セキュリティといった知識・用語を問う問題の得点率も下がりました。

マーク数も1年目の51から2年目は60に増えており、時間内に処理しきれなかった受験生が一定数いたとみられます。

つまり、いま起きているのは「1年目が易しめだった科目が、本来の水準に落ち着いてきた」という動きです。

同時に、暗記だけで乗り切れる科目ではなくなってきている、という読み方もできます。

出題される4つの分野

大問構成はおおむね次の4つに分かれます。

  • 第1問:情報セキュリティ、進数変換、UI設計などを横断する小問集合
  • 第2問:情報システムの実務やデータの改ざん防止など、社会での情報活用を題材にした問題
  • 第3問:プログラミング。配列やトレース(コードを1行ずつ手で追って結果を予測する作業)を使った条件分岐の読み解きが中心
  • 第4問:オープンデータを使ったデータ分析。仮説を立て、グラフを読み取って検証する力が問われる

いずれも初めて見るテーマへの対応力を試す設計になっており、暗記した公式を当てはめるだけでは太刀打ちしにくい構成です。

プログラミング分野は、コードを1行ずつ丁寧にトレースする練習を積むと得点が安定しやすい、と複数の予備校が指摘しています。

逆に言えば、手を動かして追う練習は独学でも積める部分です。

情報系の学校・資格を選ぶときの視点

情報Ⅰへの関心は、進路選びにもつながります。

基本情報技術者試験には「科目A試験免除制度」があり、IPA認定講座を受講して修了試験に合格すると、1年間、本試験の科目A(旧・午前試験)が免除されます。

この制度自体に年齢制限の定めはなく、大学の情報系学科ではすでに活用事例が広がっています。

ITパスポート試験も高校生の受験者が伸びており、高校生の合格率は28.5%(令和7年時点)と、過去5年平均の25.7%を上回っています。

情報Ⅰで身につけた基礎が、資格の学習にもそのまま生きる形です。

資格の詳しい学習方法は基本情報技術者試験は独学で合格できる?、応用情報技術者試験の勉強時間はどれくらい?で解説しています。

情報系のキャリアに興味が出てきたら、システムエンジニアの仕事内容・なり方やプログラマーの仕事内容・なり方、Webエンジニアの仕事内容・なり方もあわせて見比べられます。

学習に生成AIを使う際の注意点は生成AIは受験・学習にどう使う?にまとめています。

まとめ

  • 位置づけ:国立大は原則6教科8科目に含む。公立大は必須・選択・不課の対応が分かれる
  • 平均点:69.26点 → 56.59点。難化というより標準化に近い
  • 形式:60分100点・大問4題は2年とも同じ。マーク数は51→60に増加
  • 中身:小問集合・情報活用・プログラミング・データ分析の4分野
  • 効く練習:コードを1行ずつ追うトレース。手を動かす分だけ安定する

次にやること — 志望校の候補を3つ挙げて、それぞれが情報を必須にしているか・選択か・課していないかを募集要項で見比べてみてください。公立大は対応が割れているので、ここで負担の重さがはっきりします。

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