香川県の通信制高校の学費を比較|公立年1万円から私立78万円まで【2026年度】
香川県の通信制高校を何校か見たものの、金額の書き方がバラバラで比べられないという方へ。公立の高松高校(年約1万円)・丸亀高校から私立5校まで、県内に本校を置く7校の年間学費を同じ基準にそろえ、県の入学金補助の条件、表に出てこない費用まで整理しました。
香川県の通信制高校のサイトを何校か開いたところで、手が止まった人は多いと思います。
ある学校は「就学支援金適用後」の金額だけ、別の学校は1単位あたりの単価だけ。
書き方がそろっていないので、どこが安いのかが分からないまま時間だけが過ぎていきます。
そこで、香川県に本校を置く通信制高校7校の年間学費を、就学支援金を適用する前の年間総額という同じ物差しにそろえ直しました。
以下の金額はEduria掲載データにもとづく目安です。
同じ学校でもコースや履修単位数で数十万円変わるので、最終的な数字は各校の募集要項に載っているものが正になります。
香川県の通信制高校7校の学費一覧
| 学校名 | 年間学費の目安 | 区分 |
|---|---|---|
| 香川県立高松高等学校 | 約1万円 | 公立 |
| 香川県立丸亀高等学校 | 約5万円 | 公立 |
| RITA学園高等学校 | 22〜46万円 | 私立 |
| 村上学園高等学校 | 32〜54万円 | 私立 |
| 高松中央高等学校 | 54〜59万円 | 私立 |
| 穴吹学園高等学校 | 59〜82万円 | 私立 |
| 英明高等学校 | 約78万円 | 私立 |
最も安いコースで比べた年間学費の目安
単位:万円
高松(公立)
丸亀(公立)
RITA学園
村上学園
高松中央
穴吹学園
英明
※就学支援金適用前・各校の最も安いコースの年間総額の目安。コース・履修単位数により変動します。
香川県は公立2校と私立5校のあいだに、20万円台からという段差がはっきり出ます。
英明高等学校は全日制で100年以上の歴史を持つ県下最大級の高校ですが、通信制課程は2025年4月に新設されたばかりです。
全日制で実績のある学校が新たに通信制へ参入する動きは他県でも見られますが、香川県では最も高い学費帯に位置しています。
RITA学園高等学校は、特色あるプログラムを掲げています。
アスリート・アーティスト・アクターの3分野を組み合わせた「AAA専攻」や、月刊誌『致知』を活用した「木鶏会」(全国の高校で唯一の実施と説明されています)などです。
公立と私立で20万円以上の差が出る理由
香川県に本校を置く公立の通信制高校は高松・丸亀の2校で、年間学費は約1万円・約5万円です。
私立最安のRITA学園(22万円)との間には20万円近い開きがあります。
この差の正体は、授業料の単価ではなくサポートの人件費です。
公立は、レポート作成もスクーリングの出席管理も、基本的に生徒の自己管理に任せる前提で設計されています。
スクーリングは高松高等学校が日曜月2〜3回、丸亀高等学校が日曜月3〜5回が基本です。
一方の私立5校は、担任による声かけ、レポートの添削指導、進路指導、登校日の運営といったサポートを人手をかけて提供しており、その運営費が学費に乗ります。
「安いから公立」で決まりかけたときに一度立ち止まりたいのが、レポートを一人で計画的に進められそうかどうかです。
自走が難しそうであれば、私立の学費は卒業までたどり着くための伴走料に近いものだと思います。
香川県には授業料の上乗せ助成金はないが、入学金補助はある
上の表の金額から、まず国の高等学校等就学支援金が差し引かれます。
2026年度からは所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず全世帯が対象で、通信制課程は年33万7,200円が上限です。
制度の仕組みは通信制高校でも就学支援金・無償化の対象になる?で解説しています。
東京都・大阪府・愛知県・広島県には国の制度に加えて授業料そのものを上乗せする県独自の助成金がありますが、香川県には授業料への上乗せ制度は見当たりません。
香川県が用意しているのは、入学時に一度だけかかる入学金への補助(通信制で上限1万5,000円、全日制で上限5万円)です。
世帯年収の目安590万円未満(市町村民税所得割額15万4,500円未満)が対象で、保護者の少なくとも1人が香川県内に在住していることが条件です。
つまり毎年の授業料の負担は、実質的に国の就学支援金の範囲で決まります。
学費一覧に出てこない費用
比較表の金額には入っていない出費が3つあります。入学後に「聞いていなかった」となりやすいのは、だいたいこのあたりです。
- 制服・教科書・行事費:制服は任意購入の学校が多いものの、購入すると6〜9万円程度。教科書・副教材費は年1〜2万円が目安です
- スクーリング費用:本校が遠方の広域通信制では、集中スクーリング時の交通費・宿泊費が別途かかります。香川県内に本校がある学校を選ぶ利点は、この費用を抑えやすいことです
- サポート校の費用:通信制高校と別にサポート校を併用する場合、年間50〜100万円程度が上乗せされます。サポート校が必要かどうかの判断は通信制高校とサポート校の違いが参考になります
転入のタイミングでも初年度の負担は変わる
いま全日制に在籍していて年度の途中で移る場合、初年度の学費は「いつ転入するか」で変わります。
多くの私立通信制は履修単位数に応じた課金のため、年度の後半に転入すれば初年度の履修単位が少なくなり、その分授業料も少なくなります。
前の高校で修得した単位の引き継ぎとあわせて、通信制高校への転入ガイドにまとめています。
香川県で一番学費が安い通信制高校は?
公立の香川県立高松高等学校で、年間約1万円です。ただし公立は自学自習が前提のため、レポートを一人で進める自己管理力が前提になります。私立で最も安い水準はRITA学園高等学校の年22万円前後です(いずれも就学支援金適用前)。
香川県独自の助成金は何がありますか?
授業料そのものへの県独自の上乗せはありませんが、入学時に一度だけかかる入学金については通信制で上限1万5,000円の補助があります。世帯年収目安590万円未満、保護者の香川県内在住が条件です。
広域通信制(N高など)と県内の学校はどちらが安いですか?
授業料だけならオンライン中心の広域通信制が安い場合もあります。ただし本校が遠方だと集中スクーリングの交通費・宿泊費がかかるため、総額では県内に本校・キャンパスがある学校と逆転することがあります。見るべきは授業料ではなく年間の総額です。
通信制高校の仕組みそのものから知りたい場合は通信制高校とは?全日制との違い・メリット・学費を解説からどうぞ。
まとめ
- 学校数:香川県に本校を置くのは公立2校・私立5校
- 学費の幅:公立1〜5万円、私立22〜78万円(就学支援金適用前)
- 差の中身:20万円超の開きの正体はサポートの人件費
- 県の助成:授業料への上乗せはなし。入学金は通信制で上限1万5,000円の補助あり(所得制限あり)
- 表に出ない費用:制服・スクーリング交通費・サポート校併用費
次にやること — 公立2校(高松・丸亀)のスクーリング日程を先に見て、その日曜に毎回通えそうかを家族で話してみてください。ここが現実的なら、学費は年1〜5万円で収まります。
雨ニモマケズ高等学校(広域通信制)
47都道府県から入学できる私立の広域通信制高校です。授業はオンラインで受けられて、キャンパスは広島と大阪にあります(東京は開校予定)。学費や通い方は個別相談で聞けます。
個別相談を申し込む通信制高校をまとめて資料請求(通信制高校特集)
気になる学校を選んで、まとめて資料を取り寄せられる比較サイトです。何校請求しても無料で、県内の学校と広域通信制を同じ土俵で並べられます。
資料請求は何校でも無料
まとめて資料請求する関連記事
私立高校の受験料はいくら?首都圏345校を集計したら中央値23,000円だった
併願校を増やすように言われたけれど、受験料がいくら積み上がるのか分からない中学生・保護者へ。首都圏の私立高校345校の入学検定料を集計しました。中央値23,000円、都県で中央値が5,000円違います。3校併願したときの合計と、受験料を借りられる制度もまとめました。
続きを読む →静岡県の通信制高校の学費を比較|公立年3万円から私立88万円まで【2026年度】
静岡県の通信制高校を調べると、県内に本校を置く6校と、県内にキャンパスを持つ広域通信制7校が混ざって出てきます。13校の年間学費を就学支援金の適用前という同じ物差しでそろえ、広域通信制は静岡・浜松・沼津のどこに通えるかまで一覧にしました。公立と私立で差が出る理由、静岡県独自の修学資金、表に出てこない費用も整理しています。
続きを読む →子どもが「学校に行きたくない」と言ったら|COCOLOプランで変わった学びの選択肢
「学校に行きたくない」と子どもに言われて、何をどう考えればいいか分からなくなっている保護者へ。国の方針(COCOLOプラン)が学校復帰以外の道をどう認めているか、選択肢ごとの費用、最初に連絡する窓口を整理しました。
続きを読む →