奨学金の申し込み方法と種類、返済はいつから|給付型・貸与型の違い【2026年版】
進学先は見えてきたのに費用のめどが立たない、給付型と貸与型の違いも申込時期も分からない、という人へ。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の種類、いつ誰を通して申し込むのか、返済がいつから始まるのかを整理しました。
行きたい学校は見えてきたのに、その費用をどう用意するかだけが決まっていない。
奨学金という言葉は知っていても、給付と貸与の違い、申し込む時期、返し始めるタイミングまでは分からない。
そこで調べる手が止まったままの家庭は少なくありません。
制度そのものは、実はそれほど入り組んでいません。種類と時期と返済の3つに分けて見ていきます。
返さなくていいお金と、返すお金がある
奨学金と一括りに呼ばれていますが、性質はまったく違う2種類があります。
給付型奨学金(返済不要)
高等教育の修学支援新制度(JASSO):住民税非課税世帯・それに準じる世帯が対象。授業料の減免と給付型奨学金がセットになっています。
授業料そのものが減る仕組みが付いてくるので、対象に入るかどうかで進学後の負担がまるで変わります。
まずここに該当するかを見るのが、金額のインパクトとして最も大きい部分です。
貸与型奨学金(JASSO)
第一種(無利子):成績・家庭収入の基準あり。月額は自宅通学 2〜3万円、自宅外 3〜5.1万円が目安(大学)。
第二種(有利子):年利上限 3%(在学中は無利子)。月額 2〜12万円から選択可能。第一種より基準が緩やか。
貸与型奨学金の月額(大学)
単位:万円
第一種(無利子・自宅通学)
第一種(無利子・自宅外)
第二種(有利子)
※第二種は月額を2〜12万円の範囲から選択可能。第一種は自宅通学か自宅外かで上限が異なる
第二種の月額が2万円から12万円まで開いているのは、必要な分だけ借りられるということでもあります。上限まで借りる前提の制度ではありません。
申し込みは高校在学中が本線
申し込みには2つのタイミングがあります。
予約採用(高校在学中)
高校3年生の春〜夏ごろに高校を通じて申し込みます。採用結果は秋〜冬ごろ通知。
進学先が決まる前に手続きが動くので、受験勉強の時期と重なります。「合格してから考える」と後回しにすると、この枠を逃します。
在学採用(入学後)
進学後に大学・専門学校を通じて申し込む方法。予約採用に漏れた場合に利用します。
返済が始まるのは卒業のすぐあとではない
- 返済開始:卒業・修了の翌月から7ヶ月後
- 返済方式:定額返還方式 or 所得連動返還方式
- 所得連動方式は収入が少ない時期に返済額を抑えられます
卒業してすぐ請求が来るわけではなく、働き始めて半年ほどの猶予があります。また、返済方式は選べます。
就職先の収入が読めない段階なら、所得連動という逃げ道があることは知っておきたいところです。
JASSO以外にもお金の出どころはある
- 各大学の独自奨学金(成績優秀者向けなど)
- 地方自治体の奨学金
- 民間奨学金(企業・財団による給付型)
JASSOの基準から外れても、ここで拾える場合があります。とくに民間の給付型は募集人数が少ない代わりに、応募する人も限られます。
まとめ
- 給付型が最優先:住民税非課税世帯・それに準じる世帯なら授業料減免とセット
- 貸与は無利子から:第一種で足りなければ第二種、という順番になります
- 申込は高3の春〜夏:高校を通す予約採用が本線。合格前に動きます
- 返済開始は卒業の7ヶ月後:収入が少ない時期は所得連動返還方式で抑えられます
- JASSO以外もある:大学独自・自治体・民間の給付型
次にやること — 高校の進路指導室で「予約採用の校内締切はいつですか」と聞いてみてください。申し込みは高校経由なので、この日付が分からないと家庭側で準備の段取りが組めません。
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